7月2日(月)
たまちゃんを6時過ぎに起こし、
体重を量ると前日の朝より、3gも増えていました。
増え過ぎていておかしいと思い、
ケージの床を見てみると、
就寝(前日夕方6時)以降、一つもフンをしていない事がわかりました。
最近、フン詰まり気味で、気にしてはいたのですが、
12時間もフンが出ない事は始めてでした。
たまちゃんに
お薬入りのお水を差し出すと、
3口程飲みました。
その後、力むもののフンは出ず。
前日、
緩めのフンをした後、お尻にフンが付いていた事を思い出し、
「フンがお尻に付いて固まっていて、出難くなっているのかな?」と
旦那さんと話しました。
しばらくすると旦那さんが、
たまちゃんを保定し仰向けにして、お尻を見ましたが、
フンは付いていませんでした。
それから約15分後。
カーペットの上で毛繕いをしようとした たまちゃんが、
プスップスッと口から音を立てつつ頭を振り、
水を吐き散らしました。
それはしばらく続き、
治まると息は荒く、肩で息をしていました。
そしてまたプスプスッ。
どういう事か状況がわからず
「たまちゃん、どうしたの?」
「たま、大丈夫???」と
声を掛ける事しかできない私達。
プスプスッとしながら、旦那さんの肩まで登りましたが、
危ないので【ふかふか床】ケージに誘導すると、
自ら入って行きました。
その後もプスプスしていて、
吐き散らす水分は徐々に減ってはいましたが、
それでも水滴が飛び散っていました。
(しばらくすると大量の下痢フンをし、
その後は順調に出ました)
実は、6月10日の朝も同じような事がありました。
この日はインターフェロンを直接、口に飲ませるため、
旦那さんがたまちゃんを保定した時に起こりました。
この時はまず、水を吐き、
その後、プスプスッとしましたが、
しばらくすると治まり、
その後は普通にしていました。
しかし今回は、
シードを食べようとしてもプスプスが始まってしまい
ほとんど食べれていない様子で、
頭を下げたり、
体を曲げる
(シードを啄ばんだり、毛繕いする)と、
プスプスが始まるようでした。
治まっても本当につらそうで、
口からヒューヒューと変な呼吸音が聞こえていました。
いつもの病院は午前中お休みで、
午後は2時からで予約制なのですが、
診てもらえる可能性にかけて、
連れて行く事にしました。
旦那さんは出社しましたが、
午後、帰って来てくれる事になりました。
たまちゃんの様子は変わらず、
じっとしていても呼吸が苦しそうでした。
午前中、病院に何度か電話をかけると、
10時過ぎに電話が繋がり、
状況を説明すると、
予約の方が優先となるが診てくれるとの事。
旦那さんに連絡し、
指定された時間に連れて行く事にしました。
病院に着くと、
たまちゃんはすぐに診察室の奥で預かってもらう事になりました。
しばらく待ち、
診察室に呼ばれると、
たまちゃんはキャリーにチューブを付けられ
ビニール袋でカバーされ、酸素を与えてもらっていました。
今朝の出来事を全て話すと、
たまちゃんは肺水腫を起こしていて、
保定された事で、
その水が上がってきてしまった可能性があるとの事。
プスプスしていたのは咳で、
その苦しさは水の中で溺れているような状態との事。
たまちゃんの今の状態は非常に悪く、
手の施しようがないとの事。
入院すれば、酸素は与えられるが、
保定をしなければならない投薬や注射、強制給餌などは
命の保障ができないとの事。
酸素濃縮機をレンタル業者から借りて、
自宅で看る事も提案されました。
このまま入院するか、連れて帰るか。
最期をどこで迎えるか。
今はまだ泣かないでおこうと
涙を必死にこらえながら考えました。
現状、手の施しようがないのなら、
連れて帰りたい。
埼玉県のペット用酸素濃縮機のレンタル業者を紹介してもらい、
旦那さんが待合室から電話すると、
一番早くて、翌日の午前10時~11時に持って来てくれるとの事。
今晩、どうするか・・・。
このまま入院し、翌日、酸素濃縮機が設置できてから、
病院へたまちゃんを迎えに行く事も考えました。
でも、
連れて帰りたかった。
どうしても連れて帰りたかった。
もしも、
このままお別れする事になったりするのはイヤだった。
たまちゃんを独り置いて帰るなんて、できなかった。
つらかった、すごくつらかった。
無茶で無謀と思われたかもしれないけれど、
先生に
「たまちゃんを連れて帰る」と伝えました。
すると先生から、
自宅に帰ったら、キャリーにビニールカバーを掛けた状態で、
時々、酸素スプレー(携帯酸素)をしてあげる方法と
シードが食べられず水も飲まないのであれば、
経口保水液のゼリータイプを与えてみる等、
いろいろ教わりました。
診察室を出ると、受付の女性から、
会計が済んだらすぐに たまちゃんを車に乗せられうように
駐車場から車を出して病院の前に着けておくように勧められました。
車が来るまで、
診察室の奥で酸素を与え続けてくれて、
少しずつ濃度を下げてくれているとの事でした。
旦那さんが駐車場へ向かい、
ひとりになってからも、いろいろ考えました。
息が苦しいのに連れて帰るなんて、やっぱり無茶?
たまちゃんは、楽に息ができる病院にいる方がいいかも。
たまちゃんの為にと思った結論だけど、
本当にたまちゃんの為・・・?
会計が終わり、
新たな薬の心臓の薬とステロイドの与え方の説明を聞き終わり、
少し待っていると、
旦那さんの運転する車が到着しました。
受付の女性からたまちゃんを受け取り、
急いで車に乗り込むと、
旦那さんが、
「市内で酸素レンタル業者を見つけたから電話したら、
今日の5時~6時に来てくれるって!」
良かった!
本当に良かった!
本当に嬉しかった!!
すぐに埼玉県の業者さんへキャンセルの電話を入れ、
自宅へ向かいました。
旦那さんとたまちゃんは帰宅し、
私は経口保水液と数日分の食料を買いに行き、
5時過ぎに帰宅しました。
ケージの中のたまちゃんは、
じっとしていても息が苦しそうでした。
時々、咳をすると、もっと苦しそうでした。
5時30分頃、
ペット用酸素濃縮機のレンタル業者さんが来てくれました。
【ふかふか床】ケージに
酸素濃度計、温湿度計を取り付けて、
このケージサイズの(保温用に作ってあった)ビニールカバーを掛けて、
酸素のチューブを上から差し込みました。
酸素濃縮機本体の説明、
カバーのチャックを開閉して酸素濃度35%を保つ方法。
カバーの中が暑くなり、
たまちゃんが暑そうならエアコンでカバーの外から冷やす事。
湿度が上昇したら、
保冷剤で湿気を取る事など教わりました。
それから、
高濃度の酸素室で過ごしすぎると
肺の機能が衰えてしまう事。
肺に負担が掛かるので、
酸素室から室内(大気酸素濃度21%)に
急に出してはいけない事等、
注意点もいろいろ教わりました。
説明が終わる頃、
酸素室の酸素濃度が35%になりました。
たまちゃん、お気に入りの
ミニロフトの上でウトウトと寝ていました。
業者さんが帰り、
酸素室が設置されて約2時間後の
夜7時。
シードの上に追加した麻の実とヒマワリを食べ、
シードも少し食べました。
粟穂も少し食べていました。
お水は一口も飲まず、野菜も食べず。
時々、咳をしていました。
息は荒く、
口を少し開け、肩で息をしていて、
息をする度にたまちゃんの身体は前後に揺れていました。
エアコンや扇風機の風の有無、
室温などで酸素濃度が変化する為、
酸素濃度計をこまめにチェックし、
その都度、対応しなくてはなりません。
月曜から今日、
昼も夜も、
今もずっと、
たまちゃんのケージのそばにいます。
火曜日、
水曜日、
そして今日。
たまちゃん、徐々に良くなっています!
火曜日は朝以降、咳をしなくなり、
食欲も有り、フンの状態もよく、お薬水も飲み、
息も少し楽そうになりました。
水曜日は、
たまちゃんの様子を見ながら、
酸素濃度30%を維持するようにしました。
昼過ぎには、
二つ折りになって(咳出ず、リラックスして)寝ていました。
そして今日は、
酸素濃度30%以下を保つようにしていますが
大丈夫そうです。
今日も二つ折りになって寝ています。
今、心配なのは、
たまちゃんが換羽である事。
体重が量れない事。
でも、たまちゃんは大丈夫!
絶対、よくなる!
信じてる!!!
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月曜日、
酸素濃縮機↓

ブーンという稼動音が大きいので、たまちゃんから遠い
旦那さんの部屋に置いています。
火曜日の

たまちゃん。
温湿度計と

たまちゃん。
酸素濃度計と

たまちゃん。
水曜日の

たまちゃん。
二つ折りで、

寝られるようになりました。
そして、今日のたまちゃんです。

たまちゃんも早く出たいよね・・・。
酸素室から出られるようになったら、
抱っこしてカイカイさせてね、

たまちゃん!